意外と維持費のかかるクルマ?! 「ルノー・カングー」

私が以前所有していた、ルノー製「カングー」についての修理レポートをさせていただきたいと思います。
カングーはフランスでは有名な商用車で、最近は日本でもよく見かけるようにもなりました。
私の乗っていたモデルは、1.6リッターDOHCの意外に高性能なエンジンを搭載し、広い荷室空間があるのも相まっていることから、実用性に非常に長けているだけでなく、スタイリングも良いことで女性中心に人気があるモデルでした。
しかし、非常に良いクルマであってもいつか修理は必須です。

外車は修理が多いというのが、私の外車に抱いていたイメージでありましたが、カングーは意外にも目立った故障も発生せず、最初の3年を快適に乗りつづけることができました。
しかし、走行距離が6万kmを手前にした車検の際に、ついに問題は発覚します。
実はカングーのエンジンは、日本車と違って6万km毎にタイミングベルトを交換しなくてはならないことがわかりました。
それだけでも大変な出費だというのに、さらにウォーターポンプが脆弱なため、これも毎回同時交換した方がよい、とのこと。
ウォーターポンプは日本車なら20万kmくらいで交換すれば良いくらいのものです。
それが6万kmごと・・・。

見積もりを出してもらった結果、お値段は約18万円!
私のカングーはMT車でありましたが、追い討ちをかけるようにミッションからオイルが漏れていることも同時発覚し・・さらに整備料金は40万円へと跳ね上がります。
正直私は、6万kmごとにタイミングベルトとウォーターポンプの毎回交換で「18万円プラス車検費用」のかかるクルマは、維持していくこと自体が厳しいと思ったので、ついに売却を決断することへとなってしまうのでした。
走りやスタイリングは大変気に入っていたクルマだっただけに非常に残念でしたが、修理費用の増加は背に腹を変えられない問題でしたので、そうせざるを得ませんでした。
これから外車をチョイスする場合は、修理に関するレビューなどを十分参考にして、その頻度をきちんと把握してから購入すべきだな、と強く感じる経験でありました。

外車好きの友人はかなり以前から、下記の外車修理専門工場にお世話になっているそうですが、そちらだともう少し安くできたようでした。
色んな方面の知り合いに尋ねた方が良かったような気がします。