何もない田舎で過ごす休日に起きたハプニング

私の住む地域はとても田舎で、遊ぶ場所がほとんどありません。
毎月1度会って朝から晩まで遊ぶのが恒例になっている友人がいます。
この田舎でどうやって1日遊んで過ごしたらいいかが毎月課題になっています。
遊園地や動物園などはないので、ランチをして夜までどこかで時間を過ごし、夕食の後に解散するのですが、この夕食までの時間がいつも問題です。
お互いにファッションが好きなので、先日はリサイクルショップへ行って掘り出し物を探してきました。
私は雪国には欠かせない長靴がほしいとずっと思っていました。

近頃はお洒落なデザインの長靴も増えていたので、冬だけではなく雨の日もお洒落に履けそうな長靴を求めてリサイクルショップへ2人で行ってみました。
早速靴コーナーへ行ってみたところ、通路に好みのデザインの長靴がなぜか片方だけ置かれていました。
私は片方だけ棚から落ちたのか、誰かが試着して戻し忘れたのかと思い、深く考えずにすぐに試着してみました。
サイズもぴったりで気に入ったので、一緒にいた友人に似合うかどうか見てもらうと、なぜか渋い表情で私の後ろを見ている友人。
どうかしたのかと振り返ると、他の靴を試着中の女性がいました。
その女性の片方の足には私が今試着しているのと同じ長靴が・・・。
なんと、私が売り物だと思って試着していた靴は、他の靴を試着中だった女性の私物だったのです。
恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいで何度も謝りました。
女性も友人も爆笑してくれたものの、あの時のことは絶対に忘れられない出来事です。

その後、そのリサイクルショップで友人と一緒にお互いに似合う古着を探してしばらく時間を過ごし、喫茶店でお茶をして、夜はいつものレストランで食事をして帰宅しました。
ハプニングはあったものの、そのハプニングも楽しい思い出となったし、充実した1日が過ごせたように思います。
何もない田舎でも楽しい出来事は起こるものなのだなあと実感しました。
今月はそんな1日を過ごすことができたので、来月はどこに行こうか、どんな1日になるかがとても楽しみです。
田舎だからとすぐに遠くに遊びに行くことなく、地元での楽しみを探していけたらなと思います。